シャドーイングとディクテーション、どちらも英語力を上げる練習として有名です。
しかし本当に効果があるのか、気になるところ。
30歳から、シャドーイングとディクテーションを取り入れて、TOEICリスニング満点を取りました。aki(漢)と申します。
こんなお悩み解決します
- シャドーイング、ディクテーションの効果が知りたい
- 正しいやり方を知りたい
- どんなツールがおすすめなのか知りたい
この記事では、シャドーイング&ディクテーションの効果とやり方について解説します。
ガッツリ英語力を鍛えて結果を出したい人には必見です。
ディクテーションとシャドーイングの違いと効果
シャドーイングは、英語を聞いて後を追うように自分でも発音する練習法。
ディクテーションは、英語を聞いて文字として書き出す練習法。
どちらもアウトプットをするという点で同じですが、『発音する』『書く』という点で違います。
どちらも高い効果がある
英語は
- 文法や単語の知識などのインプットと
- 発音や書くなどのアウトプット
両方していくことで効果的に伸ばすことができます。
特にシャドーイングとディクテーションは、難しいですがそのぶん効果が高い練習法です。
シャドーイングとディクテーション|効果の違い
この2つの練習法は、似ていますが少しだけ効果が違います。
→シャドーイングは
シャドーイングは話し手のスピードに追いついていく練習法なので、英語を理解する速さが上がります。
意味を理解するのは二の次で、英語の音に慣れるのが目的です。
実際に発音するので、英語ならではの口の周りの筋肉を鍛える効果もあります。
→ディクテーションは
ディクテーションは集中して一字一句を書き出すので、英語の意味を正確に理解するスキルが上がります。
リスニング力はもちろん、文法理解、語彙力、スペルの正確さ
を鍛える効果があります。
シャドーイングのほうがお手軽
シャドーイングのほうが用意する道具が少ないのでお手軽です。
シャドーイングは、音源さえあれば場所を選ばずにどこでも練習できます。
スマホがあれば十分
ディクテーションは、音源に加えて『書くもの』が必要になります。
メモを書く用の2台目のスマホか、ノートとペンが必要です
だからといってシャドーイングのほうが優れているというわけではありません。
あくまで、用意するモノの違いです。
シャドーイングの正しいやり方
シャドーイングの準備のためには、まず英語音声を用意します。
リスニングして6~7割は理解できるくらいの、自分のレベルに合ったものを選びます。
難しすぎると効率が下がっちゃう
また答え合わせのために、スクリプト(音声を文字にしたもの)が確認できる素材を選びましょう。
繰り返し練習できるように、30秒~1分くらいに区切った音声がおすすめ。
1.英語音声を聞く
まずは、用意した音声を聞きます。
スクリプトを読みながら聞いたり、日本語訳を見ながら聞きましょう。
2.音声を流しながら、後を追うように発話する
音声を再生し、1~2秒後を追うように聞こえたままを発話します。
この時、スクリプトは見ません。
目を閉じて、耳に全集中しましょう。※イヤフォン推奨
これを繰り返します。
目安は5~10回。間違えてもいいから、聞こえたままを発音するよう集中しましょう。
初心者はリピーティングから
初心者の方で、↑のやり方が難しいと感じたらリピーティングという練習法から始めます。
リピーティングはシャドーイングと違って、音声を一旦止めてから改めて自分で真似をして発音する練習法です。
一時停止しながら、1文ずつマネします。
速さを鍛えることはできませんが、聞き取りの練習になります。
3.繰り返し練習する
3~4日かけて、同じ音声を使ったシャドーイングを繰り返します。
日を追うごとに鮮明に聞こえるようになります。
さらに、速さにもついていけるようになります。
5日目は、また別の音声を使って同じようにシャドーイングします。
以上が、シャドーイングのやり方です。
ディクテーションの正しいやり方
ディクテーションもまず音声を用意します。
リスニングして6~7割は理解できるくらいの、自分のレベルに合ったものを選びます。
また答え合わせのために、スクリプト(音声の字幕や文字にしたもの)が確認できる素材を選びましょう。
3つのステップで進めていきます。
1.英語音声を聞く
用意した音声を聞きます。
初心者は、短く区切りながら聞きます。
2.音声を書き出す
聞いた音声をノートに書きます。※スマホのメモでも可
スペルがわからなくても何にも頼らずに、まずは自力で書き出します。
聞き取れる限界まで、繰り返し聞き直しましょう。
目安は5回。それ以上は今の時点では聞き取れないので、次のステップに進みます
3.スクリプトで答え合わせする
用意した音声のスクリプトを見て答え合わせをします。
この答え合わせの段階が一番重要です。
→間違えた部分を覚えて、繰り返す
聞き取れなかった部分や、間違えてしまった部分を調べてメモしておきます。
気づいた点などを別のノートにまとめておくと、頭の中が整理されるし、後で見直しもできておすすめ。
答え合わせが終わったら、改めて音声を聞いて書き出します。
さきほど聞き取れなかった部分も聞き取れるようになっているはずです。
完全に聞き取って書き出せるようになるまで繰り返します。
これができたら、次の音声に挑戦しましょう。
以上が、ディクテーションのやり方です。
シャドーイング&ディクテーションのおすすめツール
シャドーイングとディクテーション、どちらもできるおすすめツールを紹介します。
シャドテン(プログリット)
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
お手軽度 | ★★★★★ |
対象者 | 初心者~上級者 |
お値段 | 21,780 円(税込)/月 ※7日間無料体験あり |
シャドーイング専用アプリと、シャドーイングの添削がセットになったサービス。
英語学習用の音声素材が豊富なので、紙とペンがあればディクテーション練習もできます。
ざっくりと内容をまとめると
- 豊富なレベル、トピックの英語素材が選べて
- アプリで好きなだけシャドーイングができて
- 1日に1回、プロによる日本語での添削を受けられる
現在(2023年12月)も実際に利用していますが、英語素材の豊富さと、シャドーイングのやりやすさが好きです。
TOEICや英検などの試験対策素材もあります。
↑TOIECからビジネス英会話まで、シャドーイングに特化したアプリ
さらに、、、
添削を受けることで、シャドーイングの効果を最大限に引き出してくれます。
フィードバックのおかげで継続しやすい
シャドーイングアプリとしても優秀ですが、毎日のフィードバックのおかげで『独りで勉強してる感』がないです。
※ただし専属のコーチがつくわけではなく、添削担当の人はそのときによって変わります。
最初の7日間は無料期間ですので、試しに使ってみてください。
解約も簡単にできます。
\さらに安くなるキャンペーンは見逃し厳禁/
【 シャドテン のサービスを詳しくみてみる→ 】
シャドテンを使ってみた詳細なレビューをまとめました。
参考にしてください。
You Tube
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
---|---|
お手軽度 | ★★★★☆ |
対象者 | 中級者~上級者 |
お値段 | ¥0 |
You Tubeは様々なジャンルの動画が無数にアップされていて、かつ英語字幕生成機能もあるのでシャドーイング&ディクテーション素材として使えます。
ただし、丁度よい難易度のものを探すのはかなり大変。
初心者には厳しいかも。。。
▼以下におすすめのチャンネルを表にしておきます。
BrooklynTokyo | 日本とアメリカの文化の違いを個人的観点から述べるチャンネル。 |
WIRED.jp |
有名なアメリカの月刊誌『Wired』の日本チャンネル。 様々な分野の専門家がそれぞれの知識を解説してくれる。 |
Eigo No Sensei | 有名人のスピーチから英語を学ぶチャンネル。 |
Learn English with English7Levels |
日常英会話をドラマ形式で学べるチャンネル。 更新が止まっていて動画本数が少なく、教材感が強いのがデメリット。 |
Audiobook – English Stories |
英語学習用の短編小説で練習できるチャンネル。 初心者向け。 |
スタディサプリ TOEIC
おすすめ度 | ★★★★☆ |
---|---|
お手軽度 | ★★★★★ |
対象者 | 初心者~上級者 |
お値段 | ¥3278/月 ※7日間無料体験あり |
TOEIC学習用のアプリで、シャドーイング&ディクテーション機能も充実しています。
TOEIC試験20回分以上の問題が収録されています。
TOEICのためにシャドーイング&ディクテーションをするならうってつけ
特に初心者向けに作られていて、プロのTOEIC講師による解説動画が魅力。
様々な機能が搭載されていて、シャドーイング&ディクテーションはほぼ全ての問題で練習可能です。
↑シャドーイングもディクテーション練習もできます。画像はパソコン版です。
このアプリも7日間は無料なので、気軽に試してみてください。
スタディサプリのおすすめの使い方をまとめました。
参考にしてください。
映画&海外ドラマ
おすすめ度 | ★★★★☆ |
---|---|
お手軽度 | ★★★★★ |
対象者 | 中級者~上級者 |
お値段 | 観るツールによる |
英語字幕表示ができるなら、映画や海外ドラマも良いツールになります。
ただし1話が24分くらいの長さなので、通しでの練習向きです。
初心者には向かないです
個人的には海外ドラマがおすすめ
私が主にシャドーイング練習したのは『フレンズ』という海外ドラマで、効果も十分でした。
内容が楽しいので、継続できたのが大きかったです。
もちろん、ディクテーションもやってました。
難しい作品が多いですが、中には学習に向いたドラマもあります。
映画や海外ドラマで英語学習する方法や、おすすめ作品 観る方法をまとめました。
参考にしてください。
TOEICのためのディクテーションとシャドーイング
TOEICにシャドーイングとディクテーションを取り入れるとスコアを上げることができます。
初心者からでも上級者でも、まだ試していないのであればやってみるといいです。
初心者のやり方
初心者はまず、基礎英文法を覚えてからリピーティングをすると無理なく進められます。
まずは基礎の英文法を覚えてから、いろいろな勉強法に手を出しましょう。
そうすれば、解説などがすんなり理解できて効率がよくなります。
TOEIC初心者のための英文法の始め方解説です↓ 参考にしてください。
中、上級者のやり方
TOEIC600点~の中、上級者はいきなりシャドーイングとディクテーションを始めても大丈夫です。
負荷が高くて、一回やると疲れてしまうくらいの練習法ですが効果はバツグンです。
1日に10分程度、無理なく毎日続けることが伸ばすコツです。
→おすすめツールは
使うツールは、TOEIC練習問題とシャドーイング&ディクテーションがセットになっている【スタディサプリ ENGLISH】 がおすすめ。
特にリスニングを伸ばしたい人は、シャドテン がおすすめです。
シャドーイングに特化したアプリなので、効果が非常に高いです。
詳細は別記事にまとめてあります
TOEICのためのシャドーイングのやり方は、別の記事で詳しくまとめてあります。
参考にしてください。
【結論】シャドーイングとディクテーションは超効果! 違いは伸びるスキル
シャドーイングは負荷が高くて、英語を理解する速度を上げる練習法。
ディクテーションは負荷はそこそこで、意味を丁寧に理解するための練習法。
似ている2つの練習法ですが、伸びるスキルが違います。
どちらも効果は大きいので、まだ試していないなら▲さきほど紹介した無料でできるツールを使って始めてみましょう。
英語を超レベルアップしたいならおすすめです