英語が聞き取れない、英語が聞き取れなければTOEICでスコアは取れない。
社会人になってから始めるTOEICリスニングは、すごく難しいです。
でも『難しい』『聞き取れない』は当たり前だと理解すれば、今やるべき勉強法が見えてきます。
私は今でこそリスニング495点ですが
英語を始めた30歳当時は140点。絶望してました…どうもaki(漢)と申します。
こんなお悩み解決します
- TOEICリスニングが聞き取れるようになりたい
- 社会人のためのリスニング勉強法が知りたい
- 本番で使えるテクニックやコツを知りたい
この記事では、TOEICリスニングの伸ばし方、勉強法を解説します。
【大前提】リスニングには長い時間が必要
リスニングに向き合うとき、最も大事なことは
『10年単位の時間をかけないと、英語は完璧に聞き取れない』
これを理解することです。
数ヶ月刻みで、少しずつ聞き取れるようになっていくもの。
つまり私達が英語が聞き取れないのは、まだまだ聞く時間が足りないから。
※完璧まで行かなくてもTOEICスコアは取れます。TOEICはあくまで踏み台です。
なぜそれに気づいたか
私は30歳でカナダ留学し、ネイティブの子供たちとも触れ合いました。
そこで感じたことは
『当たり前のように英語を喋るネイティブも、数年かけて英語をマスターしてきた』
という事実。
カナダ人の小学生の宿題を見ましたが、私達が勉強する英文法と同じものでした。
赤ちゃんの頃から親の英語を聞いてマネして、アウトプットして。
小学校では英文法の勉強をして、単語を覚えて、スペルを覚えて。
やっと大人の会話についていけるくらいになれます。
ここまでで10年以上。
自在に英語を操るネイティブでさえも、こんなに苦労して英語を身につけてきました。
つまり我々日本人が、そんなネイティブよりも早く英語が聞き取れるようになる裏ワザなんてあるわけないんです。
とは言え、私達はすでに大人。
大人は子供と違って頭が硬くなっていますが、手段を選ぶことができます。
手段を選べば、少しだけ早く身につけられる
硬くなってしまった頭に、今から英語を叩き込むためには手段を選ぶ必要があります。
大人には大人の英語の身につけ方があるということです。
闇雲にリスニング勉強するよりは、少しだけマシな手段がある。
この記事では、その『手段』を解説していきます。
ちなみに、TOEIC Part1&2は ネイティブの6才児なら聞き取れるレベル。
Part3&4は、9才児なら聞き取れるレベル。
リスニングが聞き取れる|本当の勉強法 対策
私が実際にリスニングを伸ばした方法は、一般的なTOEICの勉強法とは少し違います。
TOEICの範囲にこだわらずに基礎知識を増やしてから、改めてTOEICに取り掛かる勉強法です。
初心者のうちから丁寧に英語に向き合っていきます。
初心者のうちから意識するべき対策は2つ
- アウトプットを意識する
- まず基礎英文法を理解する
リスニング成功のために、大事な要素はこの2つです。
私が初心者の時これを意識していた結果、伸びが人より2倍早かったです。
※語学学校の他学生と比べて
今すぐにTOEICスコアが欲しい方には向かないですが、英語全体の理解が深まり、最終的にリスニング満点も狙える勉強法です。
アウトプットができて初めて聞き取れる
自分で英語を書いたり喋ったりできて、初めて英語を聞き取ることができます。
自分で言える&書けることなら、相手が言っても聞き取れるからです。
つまり新しい文法や単語を覚えたら、その都度発音してみる。
これを習慣にします。
下手でも、間違えてもいいです。自分で発音することが大事。
英語でしか使わない口まわりの筋肉が鍛えられて、発音しやすくなっていくんですよね。
基礎ができて初めてリスニングができる
TOEICは基礎ができている前提の問題が多いです。
基礎的な英語の仕組みを理解したうえでリスニングしなければ、謎の呪文を聞いているのと変わりません。
つまり初心者のうちから、TOEIC形式の問題だけに集中するのはおすすめしません。
TOEICを解くためには、知らないといけない知識が多すぎるからです。
まず基礎が理解できて初めて、TOEICの解き方を身につける準備ができます。
TOEICを解くのに必要な知識というと…
- 時間配分
- 先読みテクニック
- 単語暗記
- 英文法
などなど…
全部いっぺんに説明されても、頭が追いつかなくて当然です。
英語の基礎 → TOEIC の順番が良かったと、あとで勉強していて実感しました。
【つまり】まずは基礎から1つずつ|アウトプットと平行して進めよう
英語を順序立てて理解していくことで、苦手意識を持たずにリスニング練習を進められます。
その際に、アウトプットしながらの勉強が効果的です。
アウトプットすることで、
自分で考えてから → 理解する
というプロセスを踏むことができるからです。
アウトプットってどういうこと?
参考書を読んで英文法を覚えることをインプットとしたら、アウトプットは『覚えた英文法を使って話したり、自分で文を作ったり、一部変えたりすること』です。
例えば、現在形の英文法を覚えたとします。
主語 + 動詞 + 目的語
のシンプルな形ですね。
ここまでがインプットです。
ここからアウトプットをすると、現在形という文法の理解が深まります。
形を変える練習で、英文法を自分のものにする
まずさきほどの例文を疑問文に変えてみましょう。
となりますね。
このように、形を変えてみることがアウトプットの練習のひとつです。
声に出して練習するとさらに効果的です。
話す相手がいればなおよし。
他にも、否定文に変えてみたり
目的語を変えてみたりするのも良いアウトプットの練習になります。
ちなみにこの書き換える練習は、当時愛用していた『Basic Grammar in use』という文法書の練習問題で実践していました。
別記事で、Basic Grammar in use の使用感をレビューしました。よかったら参考にしてください。
具体的に何から始めればいい?
ゼロからリスニングを始める場合、まずは基礎英文法を一通りやり直します。
初心者~中級者は、中学英語のような基礎が最も重要だからです。
TOEICは初級者~上級者向けの問題がごちゃ混ぜなので、順序立てて勉強することの大切さを見失いがち。
基礎が疎かなままTOEIC問題の勉強を続けると、いずれ理解が追いつかなくなります。
これはリーディングにも言えること
中学英語の英文法をやり直すには、後で紹介する『中学英語をひとつひとつ~』という参考書が特におすすめでした。
まずは中学の英文法をアウトプットと平行してやり直しましょう。
意外と理解が抜けてることが多いです
- 覚えた文法を使った例文を書いてみる
- 疑問文に変えたり、否定文に変えたりしてみる
- それらを声に出して練習する
などがアウトプットの練習になります。
文法を自在に操れるようになることは、リスニングに絶大な効果があります。
”理解できてるからこそ聞き取れる”
文法が正しいかわからない?|AIで文法チェック
自分で書いた例文が文法的に正しいかどうかは、ChatGPT(無料)のようなAIを使って
と入力してチェックしましょう。
間違っていたら指摘してくれます。
無料で利用できるAIを比較してみたところ、ChatGPT4.0を搭載したBingチャットがもっとも詳細な回答をしてくれました↓(2024年現在)
ChatGPTの無料版はバージョンが3.0 なので、説明不足が目立ちました。
基礎ができたら、改めてTOEICリスニングに取り組む
アウトプットしながら、基礎が一通りやり直せたら、初めてTOEICの問題にチャレンジしていきます。
※基礎の目安は、文法書を一冊終わらせるくらいで大丈夫
Part1と2なら半分くらい聞き取れるようになっているはずです。
このとき、TOEIC公式問題集を解いてスコア計測してみると
リスニングが上がっていることを確認できて自信がつきます。おすすめ。
ここまで来たらTOEIC形式の問題を解いて解答を読み、TOEIC問題のクセに慣れていくだけです。
基礎がしっかりできているので、700点くらいなら短期間で上ります。
リスニングの伸びもスムーズです。
遠回りに見えて実は最速の勉強法。
さらにその上のTOEIC800点以上を狙う場合、リスニング満点を視野に勉強していくことになります。
知りたい方は リスニング満点の勉強法▼までスキップしてください。
次の項からは、TOEICのリスニング対策に焦点をあてた解説をしていきます。
TOEICリスニングスコアの仕組みと正解数の目安
TOEICはリスニング100問、リーディング100問
それぞれ495点満点です
計200問、990点がTOEICの満点です。
リスニングは45分間
リーディングは75分間 合わせて120分が試験時間。
TOEICリスニングの問題構成 各パートの特徴
TOEICのリスニングはpart1 からpart4 の4つのパートに分かれています。
全4パート 合計100問
設問数 | 特徴 | |
---|---|---|
パート1 | 6問 | 写真を見て、それを適切に表現している選択肢を選ぶパート |
パート2 | 25問 | まずセリフを聴いて、会話として適切な応答をしている選択肢を選ぶパート このパートだけ3択 |
パート3 | 39問 | 2~3人の会話を聞いて、その内容に関する3つの設問に答えるパート。グラフを参照する問題や、セリフの意図を汲み取る問題が厄介 |
パート4 | 30問 | パート3とほぼ同じ形式のパート こちらは会話ではなく、話者が1人。例えば、留守番電話のメッセージとか、ラジオパーソナリティのトークとか |
リーディングも含めたTOEICの仕組み、申し込みから試験当日までの流れなど、基本的な情報を知りたい方は ↑コチラの記事にまとめました。
リスニングは何問正解すると何スコア? 正解数の目安
目標スコア毎に、リスニングセクションで必要な正解数の目安をパート別に表にまとめました。
例:TOEICで600点を取りたかったら、リスニングパート1で4問、パート2で16問、パート3で22問、パート4で18問、それぞれ正解するのが目安。※リスニングとリーディングそれぞれ300点ずつ取れることを前提にしています。
スコア目安 | Part1 6問 | Part2 25問 | Part3 39問 | Part4 30問 | 計 100問中 |
---|---|---|---|---|---|
500点 | 3 | 13 | 18 | 15 | 49問 |
600点 | 4 | 16 | 22 | 18 | 60問 |
700点 | 5 | 17 | 26 | 21 | 69問 |
800点 | 6 | 21 | 30 | 23 | 80問 |
900点 | 6 | 25 | 35 | 26 | 92問 |
この必要正解数は、TOEIC公式問題集を難易度分けしてみた←こちらの記事から算出しました。
実際に私が問題集を分析して、各問題を難易度別に数えました。
ちなみに、リスニング満点の目安は100問中97問正解です。
↑満点を取った時の私の結果通知です。一部不正解があったことがわかりますね。
TOEICリスニングセクションのスコアの上げ方
TOEICは、全200問を完璧に解こうとするのではなく、解ける問題だけを解いていくことでスコアが上がる試験です。
なぜなら、TOEIC試験全200問には ”初心者向け問題” ~ ”上級者向け問題” まで混ぜこぜだからです。
考えても解けない問題に時間を使うと負のスパイラルに陥るので、
『これ以上考えたら次の問題の準備ができなくなる』と思ったら即塗り絵!
そして次の問題に備える。
これで、無駄なエネルギーを浪費せずに済みます。
この意識があるかどうかで、最終スコアに差が出ます。
ちなみに、この考えはリーディングセクションでも有効です
目安としては、
- リスニングなら、直感的に答えられなかったら塗り絵
- リーディングなら、1分考えてわからなかったら塗り絵
TOEICリスニングが伸びる3つの要素
TOEICのリスニングスコアを決める要素は3つあります。
- 英語の音を聞き取るスキル
- 英語の意味を理解する、文法や単語の知識
- TOEIC各パートでのテクニックや慣れ
1番目の”英語を聞き取るスキル”は、いわゆる『英語力』のひとつ。
2番目は座学で覚えるスキル、いわゆる『英語力』のひとつ。
3番目は英語力と関係ない、TOEICならではのスキルです。
TOEICならではのスキルは、Part3&4での”先読み”のようなTOEICを効率よく解くためのテクニックや慣れです。
”TOEICの問題形式への慣れ”とは、
- TOEICの出題傾向
- 正解になりやすい選択肢
- アナウンスのどのあたりに注目すれば正解できるか
のように、TOEIC形式での勉強を続けるうちにわかってくる勘のようなものです。
TOEICは毎回、同じような問題の使いまわしです。練習問題をいくつも解いているうちに、”慣れや勘”だけで正解できる問題が多くなっていきます。
たくさん例題を解いてるうちに、パターンを覚えちゃうんですよね。
この仕組みを知らないと『英語を頑張ってるのにTOEICスコアが上がらない』とモヤモヤすることになるわけです。
つまりTOEICリスニングの勉強法は、、、
- 英語力を上げる勉強法
- TOEIC問題を解くためのスキルを身につける
この大きく2つに分けて、それぞれ対策を進めていくことになります。
”TOEICを解くためならではのスキル”は、TOEIC試験以外ではほとんど役にたちません。TOEICスコアを取るためだけに必要なスキルです。
なぜTOEIC試験ならではの勉強がリスニングに有効なのか
TOEICならではのスキルが高ければ、英語力が低くてもスコアを上げることができます。
繰り返しますがTOEIC試験は、毎回似たような問題の使いまわしです。
そのため『TOEICの形式に慣れる』ことがスコアアップに非常に有効なんです。
リスニングを聞き取る、英語力を上げる勉強法
この項では『英語力を上げる勉強法』について解説します。
ここまで解説した通り、
TOEICの慣れだけでは、スコアは上がりません。
英語力 × TOEICの慣れ = TOEICスコア
だからです。
基本的にリスニング力を伸ばすなら、英語を『聞く』回数を重ねることが最優先です。
英語を聞いて → 頭の中で意味を一致させる
これがリスニング勉強の基本です。
ですが、初心者の場合は少し準備が要ります。
この項では、リスニング力の上げ方を、、、
- 初心者用の勉強法
- 中級者以上の勉強法
に分けて解説していきます。
初心者のための、TOEICリスニングの基礎力アップ方法
ここまでで解説したとおり、
リスニング練習を始めるには、まず最低限の文法と単語を知っている必要があります。
英文法に関して
中学で習う基礎英文法さえわかれば、あとは実践を重ねていく中で新しい文法を覚えていけます。
おすすめ本は『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく(改訂版)』です。
最低限の英文法を、読みやすく丁寧に解説しています。
→『中学英語を~』の使用感を別記事でレビューしました。
実際に私が使ったのは『Basic Grammar IN USE』ですが、一冊終えるのに時間がかかります(2ヶ月以上)。
まずはリスニングを聞き取る練習のために必要最低限だけを学べる『中学英語を~』を2週間くらいで終わらせることをおすすめします。
英単語に関して
単語に関しては、どこまで覚えれば準備完了という基準はありません。
上級者になっても、単語を覚え続ける必要があるからです。
※目安として、TOEICで500点を取るには4000語が必要とされています。
なので文法の勉強や、聴き取り練習と並行して単語を進めましょう。
TOEIC用の単語帳は、『銀のフレーズ』か『金のフレーズ』がおすすめ。
銀のフレーズは基礎単語に特化
金のフレーズはTOEIC初心者~ 990点まで広い単語に対応しています。
ご自身のレベルに合わせて選んでください。
”聞く” と ”読む” でリスニング力は上がる
リスニング力を上げるには、”聞く”と ”読む” を繰り返すのが効果的です。
”音と意味を一致させる練習”ができるからです。
英文法と単語を最低限覚えたら、『英語を聞く練習』を始めていきます。
私の経験上、最も効率よくリスニングが上がった方法です
英語音声のスクリプト(セリフを文字にしたもの)を読みながら、発音することが非常に重要です。
使う英語音声は、シャドーイング機能のついたアプリがもっともシンプルで効果的です。
シャドーイングとは主にリスニング力を上げるための練習法です。
英語の音声を聞きながら、後を追うように自分でもマネして発音する方法が一般的です。
易しい音声素材を使って ”読んで聞く” だけでも効果はありますが、アウトプットに慣れるためにも、アプリでシャドーイングをしていくのがおすすめ。
例えば『スタディサプリTOEIC』↓
ほぼ全てのレッスンに『シャドーイング練習』が含まれています。
例えば『シャドテン』↓
シャドーイングに特化したアプリで、初心者にもやさしい英語素材が豊富です。
どちらも、英文を見ながら繰り返し発音する練習ができるアプリになっています。
詳しい使用感は おすすめツール▼ の項目で紹介します。
→TOEICのためのシャドーイングのやり方
TOEICスコアを上げるためのシャドーイングのやり方を別の記事にまとめました。
効果の高い練習法で、着実にレベルアップしたい人は参考にしてください。
難しい場合は、、、
初心者は、再生速度を0.7倍速くらいにして練習します
再生ソフトで速度調節できると便利です。
中級者のための、リスニングで高得点を取る勉強法
中級者(TOEIC500点以上)はシャドーイングに加えて、『ディクテーション練習』もしていきます。
ディクテーションとは主にリスニング力を上げるための練習法です。
英語の音声を聞いて、自分でノートなどに文字で書き出します。
シャドーイングと違って、リスニングに必要な『意味を理解するスキル』を上げる練習法です。
英文法の知識や、単語のスペルの知識を磨くことができます。
ディクテーション練習も、シャドーイング機能のついたアプリでそのまま練習可能。
→厳しめのトレーニングなら
英語の並び順や文法の理解を深めるには『英語のハノン』という参考書がおすすめです。
厳しいリスニングトレーニングを継続することで、英語力を劇的に上げる効果があります。おすすめです。
『英語のハノン』のレビューをした記事です。リスニング力が大幅に上がる本なので、参考にしてください。
リスニングで満点を取りたい場合
TOEICリスニングで満点(495点)を取るための勉強法はさらに特殊です。
私が実際に満点を取るために実施した勉強法をまとめました。
それ以外のツールを使った方法もある
ディクテーションやシャドーイング練習は、ほかにも様々な素材で練習できます。
※応用が必要な方法なので、リスニング勉強に慣れていない方は次の項目まで飛ばしてください。
英語素材は、難し過ぎないものを選びます。
仮にTOEIC公式問題集のCDを使うとします。
↓こんな順序で練習するのがおすすめ
- まず、音声を繰り返し聞いて発音する
- その音声のスクリプトを読み、文字と意味を理解する(答え合わせ)
- もう一度、音声を繰り返し聞いて発音する
『スクリプト』とは、英語を文字にしたものです。
”2”の段階でスクリプトを読んでセリフの意味を理解してから
”3”の段階でもう一度聴くと、1回目では聴こえなかった部分まで聴き取れるようになります。
頭の中で、音と意味が一致した瞬間ですね。
この練習を重ねると、リスニング力はどんどん上がっていきます。
この練習で気をつけること
- 音声は、自分のレベルに合ったものを使う
- 文頭からピリオドまで、1文を一区切りとして繰り返す
- 集中して聴く
- スクリプトの意味が理解できない場合は、基礎英文法の知識が足りてないので、その場で調べて覚える
基礎英文法を再確認するためのおすすめ参考書や、
具体的にどんな音声がおすすめかは、『おすすめ教材 ツール ▼』の項で紹介します
もしこれをやっても聴き取れないのであれば、まだ量が足りません。その調子で毎日続けてください。最低でも3ヶ月!
YOUTUBE や海外ドラマを使った勉強もおすすめ
ディクテーションやシャドーイングの練習のために、海外YOUTUBE動画や海外ドラマを利用するのもおすすめです。
自分の興味のある内容で勉強したほうが、ストレス無く継続しやすいからです。
ただしその場合、英語字幕表示は必須です。
英語字幕表示ができないと、聞き取れなかった部分の答え合わせができないからです。
海外ドラマや映画の場合
海外ドラマや映画でのリスニング勉強もおすすめです。
私は海外ドラマでのシャドーイング練習で大きく伸ばしました。
メリットは、YOUTUBEよりも正確な文法が使われているので学習向けということです。
エンターテイメントとして作られているので、単純に面白いというメリットもあります。
特に日常系のコメディドラマは、TOEICによく登場する表現が多く使われているので、TOEICスコアに繋がりやすいです。
表情も豊かなので、表情とセリフの両方から英語を理解できます。
デメリットとしては、YOUTUBEと違って無料では観られないことです。
しかし2023年現在は、英語字幕に対応した動画サービスが月1000円くらいで登場しているので、スマホでもPCでも気軽に練習できます。
映画や海外ドラマでリスニング勉強する方法についてまとめました。
非常におすすめなので、参考にしてください。
YOUTUBEの場合
YOUTUBE には字幕を自動で生成する機能があるので、リスニング勉強に向いています。
しかも配信者のジャンルは様々なので、自分の好きなジャンルを見つけやすいです。
デメリットとしては、平均的にレベルが高いチャンネルが多いことです。
以下に、英語勉強におすすめのチャンネルをいくつかピックアップします。
BrooklynTokyo | 日本とアメリカの文化の違いを個人的観点から述べるチャンネル。 |
WIRED.jp |
有名なアメリカの月刊誌『Wired』の日本チャンネル。 様々な分野の専門家がそれぞれの知識を解説してくれる。 |
Eigo No Sensei | 有名人のスピーチから英語を学ぶチャンネル。 |
Learn English with English7Levels |
日常英会話をドラマ形式で学べるチャンネル。 更新が止まっていて動画本数が少なく、教材感が強いのがデメリット。 |
Audiobook – English Stories |
英語学習用の短編小説で練習できるチャンネル。 初心者向け。 |
TOEICリスニング本番でスコアを上げるコツ
『TOEIC試験のためのスキル、テクニック』についての知識を解説します。
英語力を上げる勉強法とは別の、TOEICのコツについてです。
本来の英語力以上のスコアが取れてしまうテクニック。
これらを駆使して、高スコアを狙うのがTOEIC試験です。
本番でスコアを上げるコツは、2つあります。
- 塗り絵をうまく使う
- Part別テクニックを実践する
それぞれ解説します。
塗り絵を恐れず、難しい問題はスキップする
難しいと感じた問題は、それ以上考えずに塗り絵(テキトーにマーク)してしまうと良いスコアが取れます。
なぜならTOEIC試験200問には易しい問題も、上級者向けの問題も含まれているからです。
冒頭でも少し触れましたね
TOEICリスニングでは、アナウンスがどんどん進んでいきます。
まだマークをしていなくても、次のアナウンスが始まりそうになったら塗り絵しましょう。
次の問題は易しい問題かもしれませんからね。
せっかくの易しい問題も、アナウンスを聞き逃したら正解できません。
むしろ塗り絵でスコアを上げてしまうテクニックを別記事にまとめました。特に本番で役立つので参考にしてください。
2つ目の『Part別のテクニック』は次の項目で解説します。
リスニングの強い味方!おすすめ教材
教材は、使い方次第でリスニング勉強を大きく助けるツールになります。
自分の性格や環境に合ったものを使うと、効果が爆上がり。
私が実際に使ったなかで、おすすめを紹介します。